カリフォルニア交換留学日記

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TOEFL IBT 傾向と対策 僕がやった3つの方法~Listening編~

皆さんこんにちは。

ケビンです。

 

今回から4回にわたり、TOEFL IBTの傾向と対策についてまとめていこうと思います。

 

今回は、TOEFL IBTのListeningセクションでどのような問題が出題されるのか、また僕がListening対策として何を行ったのかを書いていこうと思います。

 

僕自身としては、3か月と少しで8点から21点まで上げることができましたので、勉強方法としてはある程度問題ないかと思います。

 

 

1回目の成績

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3回目の成績

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1.実際に出題される問題

まずはこちらのビデオをご覧ください。

 


TOEFL listening practice test with answers: Test 1 (2019)

 

お疲れさまでした。

 

皆さんは、どんな感想を持ったでしょうか。

たぶんほとんどの方は、長すぎて聴くのをやめてしまったのではないかと思います。

 

TOEFL IBTは本当にこんな感じで60分から90分は格闘しなければなりません。

なので、かなりの集中力も求められます。

 

 

2.出題される問題の分析

問題構成

さて、今回はTOEFL IBTの公式問題集に掲載されている、問題解説のページをもとに皆さんに解説していこうかと思います。

 

出題される問題形式については、以下のように記載されております。

①3分~5分で500~750字の講義が4~6つ

②3分で12~25回のやり取りの会話が2~3つ

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問題の流れとしては、②→①→①という流れです。

会話(5問)→講義1(6問)→講義2(6問)で全部で17問になります。

これを1つの流れとして、2~3回繰り返されます。

 

なぜ、2~3問とばらつきがあるのかというとダミー問題がある時があるからです。

ダミー問題とは、受験者の実力を測定するために出題される問題で、成績には反映されない問題です。ReadingまたはListeningのどちらかに毎回出題されます。

 

なので、全部で34~51問ということになります。

 

会話形式の問題

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会話形式の問題の特徴としては、学生と教授、学生と大学の職員との会話で進められていきます。

学生が教授にあることを頼んでいる。

学生が困って大学の職員に尋ねている。

 

などの問題が多いと思います。

 

講義形式の問題

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 講義形式の問題では、教授があるトピックについて話をします。

話す内容としては、よくある大学の授業の一部分であることが多いです。

例えば、経営学、経済学、細胞学、宇宙学、歴史や哲学などがあげられます。

 

Listeningセクションで求められる3つ能力

・Listening for basic comprehension

・Listening for pragmatic understanding

・Connection and synthesizing information

 

 

 

・Listening for basic comprehension

これは、基本的な全体の流れを聞き取る能力です。

 

皆さんは、先ほどのyoutubeの問題を聞いて気づいた方もいらっしゃるかと思いますが、そこまで細かいところを聞かれることはあまりなかったのではないでしょうか。

 

あくまで、全体的な流れを聞くことが多いです。

 

例えば

Why does the student go to see the professor?

What is the talk mainly about?

みたいな感じです。これは17問くらいのうち3問くらいは出てくるかなと思います。

 

 

思っているよりも簡単なことを質問してくることが多いですね。

 

 

 

・Listening for pragmatic understanding

実用的な理解をできるかどうかを確認するものです。

 

これは何かというと、話し手が何を意図してその文章を発言したのかなどといった感じですね。

 

例えば、

Listen to Track XX to answer the question.

Then answer the question.

e.g. Why does the professor ask this?

 

みたいな感じです。

これは聞かれるときにもう一度再生されるので、点を取りやすい部分になるかなと思います。これが17問のうち4,5問くらい出てくるかなという感じですね。

 

・Connection and synthesizing information

これは、おもに上記以外で会話や講義の内容を質問してくる個所になります。

 

具体的には、

・Why does the professor tell a story about his friend who went to medical school?

・What is the key feature of sustainable water system?

 

みたいな感じです。

話の流れだけでなく、講義の重要なところを突っ込んでくる感じです。

これが、17問のうち10~11問くらい出てくるかなという印象です。

 

 

参考文献

The Official Guide to the TOEFL Test with DVD-ROM, Fifth Edition

The Official Guide to the TOEFL Test with DVD-ROM, Fifth Edition

 

 

 

3.僕が行った対策

 Listening力を簡単に上げる方法はない

まず、皆さんに確認したいことがあります。

それは、上にも書いてありますように、簡単にListening力を上げる方法はないということです。数週間単位でという意味です。

 

おそらくすぐに聞き取れるようにはならないでしょう。僕自身英語力アップのため、いろいろなサイトを見てきましたが、すぐに上がるような方法は見当たりませんでした。あっても、なんか胡散臭いサイトばかりで信用できませんでした。

 

すぐに英語力を上げたいんだ!という方はこちらのサイトは向いていないかもしれませんので、ほかのサイトを探した方がよいと思います。

 

 このブログの読者の方ならわかるかと思いますが、僕たちは0歳という小さい時から日本語を母国語として聞いてきて、しっかりと聞き取れるようになるまでにおそらく3,4歳くらいまでかかっているかと思います。それくらいの期間をかけているのに、

 

「たった数週間で英語が聞き取れるたった3つの方法」

 

みたいなのって冷静に考えればおかしいとわかるかと思います。

 

Listening力を上げるための効果的な方法

以上より簡単にはListning力は上がらないということを踏まえた上で、僕が効果的だと思う方法をいくつか紹介します。

 

シャドーイング

はい、みんな大好きなシャドーイングです。

僕の場合は、TEDを使ってシャドーイングを行っておりました。

もちろん、TOEFL IBTの問題を使用しても大丈夫かと思います。

 

TEDの利点

・自分の好きなテーマが必ず見つかる

・講義形式に近い

TOEFL IBTの講義と同じくらいの時間の動画が多い

 

以上の3つの理由から、TEDを使ってシャドーイングをしました。

 

シャドーイングのメリット 

 シャドーイングのメリットとしては音声知覚の自動化という点にあります。

ちょっと聞きなれない言葉が出てきましたね。

 

音声知覚とは、簡単に言うと、単語を聞き取ることです。

 

人間は言語を理解するうえで、以下の2つのプロセスを経ます。

音声の理解→意味理解

 

まず、言葉を認識して、意味を理解するというわけです。

僕たち日本人は、この音声知覚を日本語に関して、自動化できているため、

「リンゴ」という言葉を聞いて、リンゴという単をと思い浮かべる必要はありません。

 

しかし、英語に関しては、まだ音声知覚の自動化ができていないため、いちいち単語を認識する必要があるのです。

 

そこで、シャドーイングはこの音声知覚を自動化することを目的とします。

そのためには、シャドーイングをしようと決めた教材を少なくとも100回以上することが必要です!

 

少なくとも100回です!

 

ちょっと多すぎない?と思った方でも、だまされたと思って100回は必ずしてください。覚えなくてもよいですが、100回くらいから効果が出てきます。

 

100回くらいシャドーイングすると、もう何も考えずに音を認識できるようになるため、これくらいまでをしないと逆に意味がありません。

 

10回でやめても効果はあまりないでしょう。

 

いままで、シャドーイングをしてきた方で10回程度で教材を変えてListenign力が伸びたという方は少ないでしょう。それは、音声を自動で認識するまで、耳が慣れていないからです。

 

ですので、これと決めた教材については、100回シャドーイングするまで、変えないようにしましょう。

 

参考文献

英語学習2.0

英語学習2.0

 

※岡田さんが本を出す前に、ルシュカさんという方が同じようなことを言っており、僕の英語勉強の参考にしました。

 

 

Listening力を上げるにはReadingの能力をつけよう

Listening力を上げる効果的な方法がもう一つあります。

それはReading力も強化することです。

 

それはなぜでしょうか。

それは、Readingで理解できるスピード以上のものを聞き取っても理解できないからです。

Readingは目で見て英語を理解します。

一方Listneingは耳で聞いて理解します。

どちらがより英語を処理しやすいかといわれたら目かと思います。

 

Readingは音のつながりを意識する必要がありません。

音に意識を集中しなくてよい分じっくり読むことができます。

したがって、目で見る方が処理速度が速いのです。

 

したがって、以下の不等式が成り立ちます。

 

Listeningの処理速度<Readingの処理速度

 

したがって、Readingの処理速度を上げない限りReadingの処理速度を上げることはできないのです。

 

そこで次回はTOEFL IBTのReading問題の傾向と対策、読む速さを上げる方法について解説していきたいと思います。

 

公式問題集の反復

僕は公式問題集を数回転させました。

1回といても忘れることが多いので、数回くらいは回したかと思います。

以下の公式問題集に5回分くらいの試験があるので、参考にしてみてください!

 

The Official Guide to the TOEFL Test with DVD-ROM, Fifth Edition

The Official Guide to the TOEFL Test with DVD-ROM, Fifth Edition

 

 

また、これまでの過去問をまとめた問題集もあるので、こちらも参考にしていただければと思います。

 

Official TOEFL iBT Tests Volume 1, Third Edition

Official TOEFL iBT Tests Volume 1, Third Edition

 

 

 

まとめ

Listening力を上げる効果的な方法

 

・Listening力を1~2週間で画期的に上げる方法はない。

シャドーイングを1つの教材につき少なくとも100回は行う。

・Listening力を上げるにはReadingの速さを上げる必要がある。

 

皆さんいかがだったでしょうか。

今回はTOEFL IBTのListeningについてしっかりと解説したつもりです。

 

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宜しくお願い致します。

 

皆さん、今までありがとうございました!