英単語の効果的な勉強法
皆さんこんにちは。
ケビンです。
今回は英単語の効果的な勉強法について解説していきます!
今回の英語学習の方法は、効果が高い分時間がそこそこかかるので、時間のある学生を主に対象にしていこうかなと思います。また、僕が実際にどのようにやったのか、その感想やTOEFL IBT用の単語帳なども解説していこうと思います。
目次
1.英単語の効果的な勉強方法
2.TOEFL IBT用の英単語
3.実際にやってみての感想
それでは皆さん宜しくお願いします。
1.英単語の効果的な勉強方法
皆さんは今までどのような英単語学習をしてきたでしょうか。単語帳を買って、その単語帳を読んでいって、1日30単語を順に読んでいく。大体3日くらい経つとつまんなくて、単語を覚えるのが億劫になってしまう。でも、単語勉強を続けようと思い、2日から3日に1回はやる気になって、30単語を覚える。それでやっとの思いで、Level1とかに書いてある単語をマスターしたつもりになるでしょう。ところがどっこい、最初の単語のほうを見ると全然覚えられていない自分に愕然とする。それでもう1回やろうと思っても、結局同じことの繰り返し。。。さらには、単語帳のせいにして、今の単語帳なんかよくないなと思い、新しい単語帳を買いに行く。新しい本を買うとすぐになんかやる気が出てきて、先に述べた覚え方をしようとする。当然だが、これでうまくいかない。
まあ、なんでこんなに詳細に書いているかというと、まさしく自分がこんな勉強方法をしてきたからです(笑)。
高校の時には、キクタンとかの単語帳を配られて、それが中間や期末テストなんかに出るもんだから、何とか覚えることができました。でも、受験が終わってから、プレッシャーのない状態で英単語を覚えようと思っても何かとうまくいきませんでした。あとから、それは覚える方法が悪かったからだということに後から気づきました。
単語帳をそのまま上から下まで読んで暗記しようとするこのとデメリットは、もう1つあります。それは、場所で暗記してしまうことです! 例えば赤いシートなんかを使って隠すと、このページにあって、他の単語がこれだから、おそらくこれだ!と考えると、思ったよりも正解して覚えたと勘違いしてしまうことが多いはずです。これだと、いざ英語の文章を読んでみると、「あれ、単語はわかって、単語帳のあそこにあったのは覚えているんだけど意味が出てこない。。。」となってしまいます。これも、僕自身の体験談なのであります。。。
以上より単語帳をそのまま使って単語を覚えることの問題点を以下のようになるかと思います。
1つ目 1度覚えた単語を次に学習する前に期間が開いてしまいなかなか覚えられないということ。
2つ目 単語を場所で暗記してしまうということ。
このような問題点を払拭するための効果的な英単語の学習方法について解説します。
それは、単語カードを自分で作成して、勉強するという方法である。この勉強方法は、第2外国語の先生が細かく解説してくれた。その先生自体、外国語を学習するのが大好きなようで、授業の合間にじっくり解説してくれたと記憶している。
「単語帳?そんなの中学校の時以来作ったことないよ。」と思う読者も多いかもしれない。意外にバカにされる風潮がある。でも、その効果は抜群です。単語帳を中学生の時以来作ったことないと思った方たちも、中学生の時に意外と覚えれたという経験はあるのではないでしょうか。
まず用意するものは以下の通り。
1.単語帳
2.単語カード
3.小分けにできる箱
私は、単語カードとして以下のものを使っていたので、参考にしてほしい。なお、下の箱が一緒に購入できる単語カードは、箱がついているので小分けにできる箱は不要かなと思います。
箱の中に小分けにして、Level1から6までの区切りを作るのでもよいし、単語カードの色のついた表紙にLevel〇と記載していくのでもどちらでもよいでしょう。
コクヨ 単語帳 単語カード 中 詰め合わせ 青・ピンク各12冊 黄6冊 タン-101ツメ
- 出版社/メーカー: コクヨ(KOKUYO)
- 発売日: 2003/12/01
- メディア: オフィス用品
- 購入: 3人 クリック: 44回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
・単語カードを使った勉強方法
1.単語カードに表に英語を記載する。
2.裏に動詞、名詞、形容詞、副詞などの用語を記載し単語カードの意味を記載する。
ここまでだと、普通の単語カードの作成方法と何ら変わらない。しかし、これからがミソである。
3.その日のうちに単語カードに記載した単語をすべて覚える。
4.次の日、2日後、1週間後、2週間後、1か月後、2か月後にも同様に正解できるかテストする。1回でも間違えたら、新しい単語カードと同様の扱いをする。
次の日に解くものをLevel1
2日後に解くものをLevel2
1週間後に解くものをLevel3
2週間後に解くものをLevel4
1か月後に解くものをLevel5
2か月後に解くものをLevel6
とする。
5.毎日同様に単語カードを作成する。
以下、具体的な方法について解説していきます。
①単語カードの作成
これは先ほど述べたように何ら特別なことは行わないです。
表 Term
裏 名 学期、期間、専門用語、(~s)条件
こんな感じで、名詞であることとその意味を記載していきます。もちろん名詞などは個人の好みであるため、書いても書かなくてもよいでしょう。1日に作成する単語カードの数については、時間が、読者の皆さんがどれくらいの時間があるのかをもとに判断してください。1枚の単語カードの作成に30から40秒くらいかかるので、30枚作製するには15分から20分ほどかかりますので。。。
②その日のうちに単語カードを覚える。
この段階で単語カードはすべてLevel1にあります。単語カードの表紙にLevel1と書いてもよいし、箱の中に区切りを作ってLevel1とした箇所に入れてもよいでしょう。
③次の日にも同様に単語カードを作成して暗記します。
この段階で、単語カードはすべてLevel1にあります。翌日、先日作成した単語カードをもう一度テストします。正解できればLevel2に進み2日後に解き、正解できなかったものはLevel1に送りさらに翌日解きます。
④同様のことを毎日繰り返します。
以上がおすすめの勉強方法です。今の方法は、基本的には忘却曲線に沿っている方法なのですが、思っている以上に効果覿面です。人間の脳は一度覚えたものをWorking Memoryというところに一時的に保存します。このWorking Memoryで脳が必要な情報といらない情報を区別して、必要な情報なら、脳は長期的な記憶をつかさどる部分へ、そうでないなら忘れるようにできています。でも、忘れるといっても、完全に忘れているわけではなく、2回目に学習するときには、脳はかすかに前回学習した内容を覚えていて、勉強時間が少なくなります。何度か脳に詰め込むと、脳はこれは必要な情報だと判断して長期記憶になります。皆さんもこんな経験はないでしょうか。学籍番号が大学に入ってあたえられたときに、英語と数字とかなんかで覚えにくく、打ち込むときに何度も確認したのだが、何度も何度も使っていくうちに、気づいたら覚えていた。まさに、今回の単語学習では、これを再現していくのです。
2.TOEFL IBT用の英単語
今回の勉強方法については、TOEFL IBTのみならず、TOEICやIELTSにも応用化のであり、また英語以外のどの言語にも応用可能であるかと思います。私自身はTOEFL IBTの試験について解説していますので、今回は私の使ったTOEFL IBTの単語帳を解説します。
どのTOEFL IBTブログなんかをみても、この単語帳以外見当たらないくらい鉄板のものです。それはTOEFLテスト英単語3800です。下のようにオレンジのカラフルな単語帳です。
【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)
- 作者: 神部孝
- 出版社/メーカー: 旺文社
- 発売日: 2014/02/21
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
この単語帳のメリットは私は3つくらいあるかなと思います。
①とにかく覚えた単語がひたすら問題に出る!
この単語帳で覚えたものが本当にTOEFL IBTの問題集によく出てくるんです!特にRANK1やRANK2に出てくるものは頻出で絶対に覚えていないといけないものです。
②暗記する単語がRANK順になっていて、重要性を判断しやすい。
この単語帳はRANK1~4までの4つの構成となっていて、頻出なものほどRANK1や2にあります。RANK4なんかはやっぱり出る回数は少ない印象で、時間がない人はRANK1~3くらいまでは覚えるかと良いでしょう。RANKの目安は、その単語帳に以下のように記載してあります。
RANK1 TOEFL IBT61点前後
RANK2 TOEFK IBT80点前後
RANK3 TOEFL IBT100点前後
RANK4 TOEFL IBT105点OVER
このように書いてありますが、実際は各目安から20点くらい引いたくらいが体感ですね。私はRANK3まで一通り学習して、80点でした。英語力がないとReadingで太刀打ちできないので、日本人が点を取りやすいReadingで点数を稼ぐことができなくなります。ですので80点を狙うならRANK3くらいまで、それ以上を狙うならRANK4までしっかりと暗記する必要が出てくるかと思います。RANK1は一度テストしてみて間違えたものだけを暗記するとよいでしょう。それ以外は全暗記です。
③記載内容が簡潔
この単語帳は全般的に記載内容が簡潔になっているかと思います。意味が全体的に必要なものをピックアップされていることや例文が40%くらいの単語にしかないといった感じです。単語帳って情報量がおおいと思うんですけど、この単語帳は比較的少なめなのでしっかり覚えられるかと思います。
以上がこの単語帳のメリットです。これだけあれば十分なので、買ってしっかり勉強してくださいね!
3.実際にやってみての感想
実際に1で説明した内容を3800の単語帳に使ってみました。私がどのようにしたのか、また感想を下記に記載していこうと思います。
私の場合はとりあえず作りまくりました。作ってその日のうちに覚えることの繰り返しです。作ったカードは、覚えるのが嫌にならないように必ずその日のうちに覚えました。あと、1週間に1度は単語カードを作らない日をつくるとよいかと思います。最初のうちはとても楽しいのですが、後からただの作業ゲーになってしまうので、Cafeで単語カードを作成して、その後家に帰って暗記するのも1つの手ではないかと思います。
感想としては、めちゃめちゃ覚えられます!本当にすごい効果で、問題集で問題を解いたときに、勉強した単語がすぐに浮かんでくるんですよね。それが快感になって、どんどん覚えようと思いました。
一度先ほど述べた勉強法と単語帳で試してみてください!きっと効果が出ると思います!
皆さんいかがだったでしょうか。
今回はおすすめの英単語の勉強方法とTOEFL IBTの単語帳を説明しました。次回はReadingセクションの問題や対策について勉強していこうかと思います。